さわかみ

ショート第6戦は白浜に舞台を再度移しファイナルデー

ショート第6戦は白浜に舞台を再度移しファイナルデー

【Surfing for all がんばろう日本!】JPSAジャパンプロサーフィンツアー2019 ショートボード第6戦伊豆下田CHAMPION PRO Presented by LesPros entertainmentファイナルデーは白浜海岸に戻りスタート。

天気は晴れ、風はやや強い北東のサイドオン、波はサイズアップしてモモ〜腰セット腹くらいで海面はやや乱れるが大きな影響はなくライディング可能。

メンズのラウンド4からスタート。

トップシード選手が登場してくるヒートで、下から上がってきたリズムを持った選手とどう戦うか見応えのあるラウンドだ。

ヒート1には種子島大会で優勝して現在ランキングトップの西修司とファイナルで対戦した和光大がクレジット。この対戦は和光が1本目に5.50をマークしヒートをコントロールすると、西は10本のライドをするが逆転はできず2位でフィニッシュ。

和光大

ヒート2は好調の村上舜がクレジット。4本目に6.00をマークしてトップになりそのまま1位。2位には村田嵐が入った。

村上舜
村田嵐

ヒート4には地元大野修聖がクレジット。このヒートかなり熱いヒートになりそうで、安井拓海が1本目に6.50を出すと、大野も1本目に7.60をマーク。田中英義と田中透生が波を選び乗るが、先の2人になかなか追いつけない。後半田中(英)が猛追するが届かず1位大野、2位安井という結果になった。

大野修聖
田中英義

ヒート5はヤングパワーの村上蓮と佐藤魁が1位、2位でラウンドアップ。

村上蓮
佐藤魁

ヒート6はルーキーの須田喬士郎が3本目に5.00をマークして前半をリードする。そして辻裕次郎、川俣海徳、河村海沙が僅差で追う展開に。後半に入り動きが出て辻が5.50を出して1位へ。そして河村も5.10を出して2位へアップ。ラスト須田も攻めるがポイントが出せず1位辻、2位河村でヒート終了。

辻裕次郎

ヒート8は現在ランキング2位の河谷佐助がクレジット。ここには復帰戦の松下諒大の名前も。ヒートは河谷がリードするが、中盤で松下が7.50をマークしてトップへ。堀越力と小川幸男も二人を追う。若手を止められず1位松下、2位河谷でフィニッシュ。

松下諒大
河谷佐助

そして、メンズのクォーターファイナルへ。

ヒート1はどの選手も6点台を出して後半までもつれるクロスヒートに。中盤から塚本勇太がリードするが、村上舜、和光大、安井拓海もニードは4点台といつでもトップに出れる状況。終了間際に各選手がライディングして結果は終了のホーンが鳴ってからとなった。安井がラストライドで6.25、和光もラストで6.20をそれぞれ出して逆転1位と2位になりラウンドアップ。

安井拓海

ヒート2は大野修聖とランキングトップの西修司がクレジット。ヒートは小林桂が3本目に4.65、4本目に5.60を続けて出しリードするが、大野が4本目に5.45、5本目に6.50を出して逆転。西はなかなかポテンシャルのある波を選べず、村田も苦戦。結果、流石地元の大野が1位、2位は小林となった。

大野修聖

ヒート3はランキング2位の河谷佐助が1位でラウンドアップし、2位には村上蓮となり、ヒート4は1位が河村海沙、2位に佐藤魁が入り湘南組みがセミファイナルへ進んだ。

ヒート3の河谷佐助
ヒート4の河村海沙

続いてウィメンズのセミファイナルへ。

ヒート1では都築虹帆と宮坂麻衣子がファイナルへ進み、久しぶりの参戦の田代凪沙と種子島で優勝した庵原美穂は敗退となった。

都築虹帆

ヒート2では野中美波と須田那月がファイナル進出となり、ラスト追い上げた馬庭彩と野呂玲花は惜しくも破れた。

野中美波

そしてメンズのセミファイナルへ。

ヒート1はランキング3位の佐藤魁と地元大野修聖、好調村上蓮と安井拓海。前半は村上と佐藤が6点台をマークし先行する。中盤に安井が点で1位に出て、大野も点で2位へ。しかし、佐藤がラストライドで点を出し逆転2位となり、安井と佐藤がファイナルへ進んだ。

安井拓海
惜しくも敗退の大野修聖

ヒート2はランキング2位の河谷佐助と種子島で2位となった和光大がクレジット。そして河村海沙と小林桂。小林が7.75と6.90を出してトップを走ると、和光も6.00と7.10で2位へ。河谷が終盤になっても2本のライディングで波を探すが結局1本ライドしたが点数はでず1位小林、2位和光となった。

和光大
小林桂

ウィメンズのファイナルへ。

ファイナリストは都築虹帆、野中美波、宮坂麻衣子と須田那月。開始から宮坂が積極的に波に乗るが、ポテンシャルのある波がなく点数は伸びない。そこへ野中が6.00を出して1位へ。2位は須田が続く。野中は5本目に6.50を出してトータル12.50で独走態勢を固める。2位争いは熾烈となり宮坂と須田が積極的にライドするがともにポイントは伸びず苦労したところへ、宮坂が8本目に6.17をマークして1歩前に!須田も乗るがなかなか満足できるマニューバーを入れるライディングができずニードを出せない。結果、野中が独走したままフィニッシュして今大会3連覇を飾った!

3連覇を決めた野中美波

いよいよメンズのファイナル。 ファイナリストは、安井拓海、小林桂、佐藤魁と和光大。まずは安井が2本目に6.10で飛び出し、それを1本目に4.00を出した佐藤が追う。小林は積極的に本数に乗るがポイントはイマイチ伸びない。和光も同様で3本目に3.57を出すが種子島から続き好調の様子でビッグスコアが出ないまま中盤へ。そこで小林が4本目の5.07に加え7本目に5.33をマークしトップに!安井は4本目に3.57を出すが結局これがラストライドとなり小林を逆転することはできずフィニッシュ。佐藤と和光も4点台を2本揃えるのがやっとで、小林がトータル11本のライドで10.60を出して優勝し、昨年に続き2連覇となった。

2連覇の小林桂

結果

メンズ

優勝:小林桂、2位:安井拓海、3位:佐藤魁、4位:和光大

ウィメンズ

優勝:野中美波、2位:宮坂麻衣子、3位:須田那月、4位:都築虹帆

ショートボードツアーは残すところ最終戦の1戦のみ。会場は千葉県釣ヶ崎海岸となる。オリンピックの会場でもある志田下でグランドチャンピオンが決定する!是非会場に足を運んで選手に直接声援をかけてください!