さわかみ

2021ショートボード第3戦Day3リポート

2021ショートボード第3戦Day3リポート

【Surfing for all がんばろう日本!】JPSA2021 さわかみ Japan Pro Surfing Tour ショートボード第3戦 -CS2- さわかみチャレンジシリーズ 第25回茨城サーフィンクラシック さわかみ杯 -Challenge II-は、茨城県大洗海岸でDAY3スタート。

東〜北東うねりは続き肩〜セット頭くらいで、風は西風のオフショアでコンディションは良い状態となっている。

うねりは東北東のうねりが続きサイズはキープし、風はこの後南東風にシフトしてくる予報で、多少影響が出てくるだろう。

メンズのラウンド2ヒート1からスタート。

オープニングヒートは、ときおりチューブセクションもできる状態で、西優司が果敢に攻める。西は5点台、4点台のライディングを2本まとめ1位通過となり、2位には飯田航太が入った。

西優司 Photo:R.Uchiyama
飯田航太 Photo:R.Uchiyama

ヒート2は2019年GCの河谷佐助がクレジット。ヒート前はかなり気合いが入っていたがヒートがスタートすると冷静に対応している。ヒートは松永大輝が2本目に5.47をマークし、さらに3本目に4.30を出してトップ通過。2位には4点台を2本まとめた河谷が入った。

松永大輝 Photo:R.Uchiyama
河谷佐助 Photo:R.Uchiyama

ヒート6は昨日エアーリバースを決めている小笠原由織とパワーサーフィンの安井拓海、若手の田中透生、もうベテランの善家尚史のヒート。序盤は1本目に4.83を出した田中が引っ張り小笠原と安井が後を追い、善家はじっくり波を待ち開始10分でノーライド。10分を過ぎ善家もライディングを続けて2本目で2位にジャンプアップ。残り4分で田中がフィンボックスを壊し板の交換をする。残り2分で安井が6.77を出して逆転1位へ。残り1分で小笠原が乗りヒート終了。ニードは4.44。しかしポイントは4.10で届かず1位安井、2位田中となった。

安井拓海 Photo:R.Uchiyama
田中透生 Photo:R.Uchiyama

ヒート7は西慶司郎、児玉椋、休場匠と竹内克斗の4名ヒート。昨日のハイエストを出した児玉は今日も調子良さそうで、トップをキープしたままヒート進行。西も様子を見ながらライディングし2位へつけ逆転の波を伺う。昨日プロ公認を獲得した休場と竹内はやや苦戦している模様。終了間際に西がポテンシャルのある波を掴み7.00を出してトップへ。2位に児玉となりヒート終了。

西慶司郎 Photo:R.Uchiyama
児玉椋 Photo:R.Uchiyama
攻めて板が折れてしまった休場匠

ヒート9は堀越力、辻裕次郎、松下諒大と宮城和真の4名。オープニングライドは辻が乗るがポテンシャルがなく2.40。すぐに堀越が乗り続いて辻もライド。序盤は堀越、辻が中心で動く。辻は3、4本目に5.33、6.27と1位をキープすると、松下は1本目に4.67を出して調子が出てきて2本目に3点台を出し2位へ上がり3本目に5.17で差を広げる。ラスト堀越もライディングするが届かず1位辻、2位松下でヒート終了。

辻裕次郎 Photo:R.Uchiyama
松下諒大 Photo:R.Uchiyama

ヒート12は加藤翔平、仲村拓久未、小嶋海生と村上蓮の4名。そろそろ干きいっぱいになる前の潮止まり時間になりそうだが、選手はオープニング早々積極的にライディングをし、開始5分で全員ライディングし3人は2本目に乗っている。ヒート半分で1位仲村、2位村上と4点台を出している選手が上位となる。加藤は1本目に乗ってからじっくり波を選び10分経過で1本のライディング。小嶋も2本乗るが2点台とポイントが伸びず波を選び始める。仲村は5本目に3マニューバーをきっちり入れて5.43を出して差を広げる。2位は村上がキープしたままヒート終了となった。

仲村拓久未 Photo:R.Uchiyama
村上蓮 Photo:R.Uchiyama

ウィメンズのラウンド2へ進む。

ヒート1は2019年のGC須田那月、西元 萌 エミリ、渡辺愛と海老原夏生の4名。開始早々西元がマニューバーとターンでつなぎながらロングライドし6.17で有利にヒートを進める。海老原は序盤に1本乗ってから次がなかなか来ない。9分経過で須田が乗り3.33とまずポイントを作る。海老原と西元、須田が2本目に乗るがポイントは伸びない。後半になってもシチュエーションは変わらず1位西元、2位須田となり、2019年の優勝者渡辺はここで敗退となった。

西元 萌 エミリ Photo:R.Uchiyama
須田那月 Photo:R.Uchiyama

ヒート3は脇田紗良、中塩佳那、高橋みなとと都築虹帆の4名。脇田が1本目に4.93を出してスタート良くヒートが始まり、中塩も4.00で追う。脇田は2本目に3.53を出してトップをキープし、2位は中塩、3位高橋、4位に都築でヒート半分。残り5分で中塩がライトに乗り深いカービングで6.77を出して1位へ。脇田たちの逆転をかけたライディングは出ず、1位中塩、2位脇田で終了。

中塩佳那 Photo:R.Uchiyama
脇田紗良 Photo:R.Uchiyama

続いてメンズのラウンド3へ。 ヒート1は西優司、松永大輝、川俣海徳と河村海沙。前半は西がトップを走り、中盤に松永が6.43を出して逆転すると、西は3本目に8.00のエクセレントを出して逆転。さらに終了ホーンが鳴る直前に西が乗りエアーを決め7.70でダメ押し1位。2位には松永が入った。

西優司 Photo:R.Uchiyama
松永大輝 Photo:R.Uchiyama

ヒート2では村田嵐がオープニングライドで5.50をマークしスタートダッシュするが、岩見天獅が2本目に6.00を出して逆転。河谷が波のサイクルが合わずライディングしない状況で、飯田航太は着実にポイントを上げていき村田と2位争いを繰り広げる。岩見は3本目に8.17のエクセレントを出しトップ独走。村田と飯田の2位争いはラストライドで4.07を出した飯田が僅差で2位となりラウンドアップした。

岩見天獅 Photo:R.Uchiyama

ヒート4は西慶司郎、安室丈、萩田泰智と田中透生の4名。ヒート開始早々西はレフトにライディングして6.00を出して有利にヒートを進める。田中も絶えず動きながら本数を乗り2位へ。安室は1本目に5.43を出し3位に。萩田はヒート半分でノーライド。安室が3本目に乗り3.93で2位へ。ラスト田中と萩田も追いかけるがシチュエーションは変わらず1位西、2位安室となった。

西慶司郎 Photo:R.Uchiyama
安室丈 Photo:R.Uchiyama

ヒート6は金沢呂偉、仲村拓久未、松下諒大と加藤嵐の4名。金沢が1本目にスピードあるライディングで6.83をマーク、他の選手はなかなか3点台のスコアから抜け出せない。松下が2本目に4.57を出して2位へ。仲村が3本目に5.50を出して2位へ。そして仲村がラストライドで5.10で逆転するが金沢が再度逆転し、加藤も松下も攻めてライドするが一歩及ばず、1位金沢、2位仲村となった。

金沢呂偉 Photo:R.Uchiyama
仲村拓久未 Photo:R.Uchiyama

続いてメンズのラウンド4へ。 ヒート1は絶好調の西優司と昨日プロ公認を獲得した飯田航太そして塚本勇太。塚本は1本目に5.30を出してリードするが、西が1本目に4.23、2本目に6.67を出してトップへ。飯田もライディングを重ねるがポイントが伸びない。西は3本目にバレルに入り5.67をマークして差を広げ、そのままヒート終了。1位西、2位塚本。

西優司 Photo:R.Uchiyama
塚本勇太 Photo:R.Uchiyama

ヒート2は岩見天獅、安井拓海と松永大輝。オープニングライドは松永で、4.60。続いて岩見が際どい2マニューバーでエクセレント8.47のここまでの最高得点をマーク。その後セット間が長くなりスローペースになりポイントも伸びず終盤へ。松永が3本目に5.27を出し1位へ。安井も3本目に5.00を出し差を詰める。そして岩見が5.03を出して差を広げるが松永も4本目に6.17でニード7.34。後半バタバタを動いたが1位岩見、2位松永でヒート終了。

岩見天獅 Photo:R.Uchiyama
松永大輝 Photo:R.Uchiyama

ヒート3は、西慶司郎、松本カイと仲村拓久未。ヒート早々仲村が乗り5.83でまずまずのスタート。さらに仲村は2本目に深いボトムターンからリッピングし5.13を出して独走。西もライディングするが2点台2本でピリっとしない。松本は開始10分でノーライド。その後ポテンシャルのある波が来ない状態で仲村と西はライドするがポイントも伸びずヒート終了。1位仲村、2位西となり、2019年優勝者の松本カイはノーライドで終了となった。

仲村拓久未 Photo:R.Uchiyama
西慶司郎 Photo:R.Uchiyama

ヒート4は金沢呂偉、安室丈と、辻裕次郎の3名。オープニングライドは辻が乗りレフト方向へ6.00。金沢も続けて2本乗り4.27と3.33でまずは2本まとめた。安室も1本目に6.40を出して3本目にも3.77でヒート半分でトップに。辻が3本目に4.57を出して金沢を抜き2位へ。金沢のニードは6.30。そして安室は5本目に8.17のエクセレントを出してトップ独走。金沢は1位に上がろうとするとCOMBになって10.30が必要となってしまいそのままヒート終了。

安室丈 Photo:R.Uchiyama
辻裕次郎 Photo:R.Uchiyama

明日はファイナルデー。果たして誰が優勝するのか??