さわかみ

JPSA2019ツアーロングボード第2戦優勝は堀井と小山!

JPSA2019ツアーロングボード第2戦優勝は堀井と小山!

【Surfing for all がんばろう日本!】JPSAジャパンプロサーフィンツアー2019 ロングボード第2戦9GATES PRO CHIKURAはFINALDAY 。

天気は快晴、風は微弱なオフショア、波はサイズダウンして膝〜腿セット腰くらい。セットはダンパー気味の速いブレイクで朝満潮を迎え、その後ファイナルに向けて引き続ける潮回りだ。

6:00にファーストコールの後7:00にメンズのラウンド4ヒート1からスタート。このヒートには第1戦のバリで優勝した井上鷹がクレジット。昨年の最終戦から続いている連勝を狙うヤングガン。そして同じヒートにはこの大会と次戦太東大会のみハワイから一時帰国してスポット参戦の喜納元輝がいるのも注目だ!

結果は1位井上、2位に喜納と注目の2位人が揃ってラウンドアップ!

ヒート3付近になるとほぼ満潮となりセット間隔がかなり長く20分ヒートの中で2回くらい入るのがやっとなる感じで、キレた波を選ぶのもプライオリティーを含めて選手の技量となってくる。

ヒート4では塚本将也と中井晴の若手がうまくキレた波を掴みハングテンを入れてくるスピードのあるライディングで観客を沸かせた。

ほぼシード選手が順当に勝ち上がるがヒート7は江頭慎吾がトップ通過する検討ラウンドとなった。

メンズラウンド4に続いてウィメンズのラウンド3へ進む。このヒートからトップシードが登場。今年初参戦の吉川広夏や小山みなみ等第1戦のファイナリストが注目される。

ヒート1では小山みなみと林未来が、ヒート2は菅谷裕美と小栗瑞恵がセミファイナルへ。ヒート3では吉川が徹底してノーズライドを繰り返し5点台を2本揃え1位に。2位には関口海璃が入り、ヒート4では小高恵子と鈴木由貴がラウンドアップし、結局全てのヒートレッドとホワイトが勝ち上がる順当なラウンドとなった。 メンズクォーターファイナルヒート1では、井上鷹が2本のライドで1位、2位は3位のユージン・ティールと接戦の末増山翔太、ヒート2堀井哲、塚本将也、ヒート3は森大騎、畑雄二の元グラチャン二人、ヒート4は秋本祥平と西崎公彦がそれぞれセミファイナルへ進んだ。 ハワイから参戦の喜納元輝はここで敗退となった。

藤井辰緒
中井晴
鈴木剛

ウィメンズのセミファイナルは、2本目に小山みなみがうまく短いセクションにノーズを入れ5.00をマークしてリードし、関口海璃がそれを追い、菅谷裕美と鈴木由貴がじっくり波を選ぶ序盤の展開に。結局菅谷と鈴木に逆転できる波は来ないまま終了となり、小山と関口のファイナル進出が決まった。

菅谷裕美

潮がかなり少なくなってきたため、波の力がなくインサイドのダンパーブレイクが多くなりかなり厳しい状況に。 ヒート2は序盤は林未来がスタート良く1位を走り、吉川広夏が2位。小栗瑞恵と小高恵子は1点台のライドとなり苦戦する。中盤で吉川が1位へ上がると後半に3点台を2本さらに出して1位、2位には後半に2点台2本で逆転した小栗が入りファイナルへ進んだ。

林未来

メンズのセミファイナルヒート1は、好調井上鷹と今大会調子が良さそうな堀井哲、久しぶりの参戦となる畑雄二、そして西崎公彦の4人。ヒート折り返しまで井上が5点台をマークしリードするとそのまま終盤へ。熾烈な2位争いは堀井と畑が僅差の戦いへ。西崎が後半3位へ上がるが大きな順位は変わらず井上と堀井がファイナル進出となった。

畑雄二
西崎公彦

ヒート2は森大騎、秋本祥平、増山翔太と塚本将也の4人。ファイナル常連組に増山がどう戦うか。かなり僅差でヒートが進み、増山が最後逆転で1位となり、2位には森が入った。

秋本祥平
塚本将也

いよいよウィメンズのファイナル。25分ヒートで行われる。 ファイナリストは小山みなみ、吉川広夏、関口海璃と小栗瑞恵の4名。序盤は小栗が1本目に2.50でリードし、関口と小山が追い吉川はじっくりと波を選び乗りノーズを決める。10分を経過した時点で吉川がトップにいたが、小栗も2本目に形良いセットを選びノーズからマニューバーへつなぎ1位へ浮上。ヒート半分経過で小山が2位に上がり吉川と関口が3、4位に。吉川も果敢にノーズを入れて追うがフィニッシュが決まらず点数が伸びない。終盤吉川もノーズを引っ張り3.00を出して2位へ上がり追撃。

小山みなみ
吉川広夏
小栗瑞恵
関口海璃

終了間際に吉川と小栗が続いて波に乗りヒート終了のホーンが鳴った。しかし、逆転のライドにはならず小山みなみの優勝となった。

優勝した小山みなみ

メンズファイナルは、井上鷹、増山翔太、堀井哲と森大騎の4名。ファイナルはゆっくりのスタートで、1本目に堀井が4.50を出してスタートダッシュ。それを井上がすぐにハングファイブからハングテンを入れ追うがあまり点数は伸びず逆転はできず残り5分。波のコンディションから思うように皆点数が伸びない。

堀井哲
井上鷹
森大騎
増山翔太

しかし、堀井だけは違った最後グーフィー方向への波を掴むとノーズからマニューバーへのコンビネーションを決め5.33を叩き出しトドメのライディングとなりそのまま終了のホーンが鳴り2014年のALL JAPAN PRO新島以来の優勝となった!

優勝した堀井哲
男子結果/優勝:堀井哲、2位:井上鷹、3位:森大騎、4位:増山翔太
女子結果/優勝:小山みなみ、2位:吉川広夏、3位:小栗瑞恵、4位:関口海璃