さわかみ

GRAND CHAMPION

  • 1988年度 ショートボード男子
    グランドチャンピオン
  • 久我 孝男
  • 1964年2月12日生まれ
  • 千葉県出身在住

プロになって1年目は6位だった。それが本当に悔しくてバネになったんだと思う。オーストラリアをはじめ海外を回っていて自信もあったし、けど怪我をして試合に出れなかったこともあったから、次の年の1983年はトレーニングを重ね、今年はグランドチャンピオン取るぞという意気込みで挑んだね。ラインの取り方にしてもレベル的に正直勝てる自信はありましたよ。1985年からは、サーフィンも進化してどんどん新しいサーフィンをするプロが出て来たね。グランドチャンピオン取るのに安心はなかったけど、世界を回っていたので自信はあったかな。試合が好きでプロとして賞金を稼ぎたいという気持ちはもちろんですが、試合は多くの人に見られる舞台だし、ショーだから優勝したときの気持ち良さをもっと味わいたいと思って戦ってきたよ。

これからのプロサーファーは、世界レベルで戦うためにも体を作った方がいいと思う。それと長く乗れるいい波に乗って、もっとライン取りの練習を積んだ方がいいね。自分は誰も入ってないポイントで、一人二役で試合をイメージして練習していたよ。例えばトム・カレントと20分間のワン・オン・ワンの試合を想定してポイントをつけたりするんです。試合の時間感覚をつかめたり、潮の満ち引きによるブレイクポイントの変化への対応とか練習になりますよ。

今は新しいデザインのサーフボードのプロデュ―スをしながら、1日1ラウンドはサーフィンしています。

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